- 公開日:2023-08-17
- 更新日:2024-03-29
美容師の免許を生かして働けるのは美容サロンだけ?ほかにはどんな仕事があるんだろう?本記事は、キャリアに悩む美容師・理容師の皆さんに向けた「理美容師転職のイロハのハ」シリーズ。本日のお題は「美容師の資格が生かせる仕事って?」です!それでは行ってみましょう!
美容師免許は、厚生労働省が指定する国家資格。せっかく国から認められた免許を持っているのだから、それを生かして働きたいですよね。でも、美容サロンで美容師として働く以外にどんな選択肢があるのか、意外と知らないのではないでしょうか。
ここでは、「美容師の資格や経験を生かせるお仕事」や「美容師免許を持っているからできるお仕事」をいくつかご紹介いたします。今美容師として働いている方も、これから美容師の資格を取ろうとしている方も、ぜひご一読いただき参考になさってください。
1:美容師免許がないとできないお仕事
国が定める美容師法では「美容師の免許を持たないものは美容を業として行うことはできない」と定められています。「パーマ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」が美容と定義されており、染毛やまつ毛エクステンションも美容行為に含まれます。
上記の法律に則り、以下のお仕事は美容師免許を持っている方にしか就くことができないお仕事となります。
スタイリスト
美容師免許を持っている方が最も多く就業しているのが美容サロンでのスタイリストのお仕事です。髪のカット、カラー、パーマ、ヘアセットなど、お客様のご要望を汲みながら施術していきます。美容師としての手技はもちろん、コミュニケーション力や提案力も必要です。
また、店舗を持たず、お客様のご自宅や施設などへ出張してヘアカットやカラーなどを施術する「訪問美容師」というお仕事もあり、注目されています。
アイリスト
まつげエクステンション(まつエク)やまつげパーマなどを専門に行うお仕事です。まつげへの施術は美容師法上「美容」と定義されており、そのため美容師免許が必須となります。
なお、アイリストになるためには専門のスクールに通うなどして専門技術を身に付ける必要がありますが、未経験でも、入社後に技術を習得させてくれるサロンもありますのでチェックしてみてください。
アイブロウリスト
アイブロウ、すなわち眉毛のスタイリングを専門に行うお仕事です。アイブロウリストにも美容師免許が必須となります。
なお、アイブロウリストになるためには、アイリスト同様、専門のスクールに通うなどして専門技術を身に付ける必要があります。ただし、履修に必要な時間はそこまで多くはないため、働きながら通うことも可能です。
カラーリスト
前述の「スタイリスト」のうち、カラーリングだけを専門に行うお仕事がカラーリストです。カラー専門サロンのほか、普通の美容サロンに勤め、ヘアカラーだけを専任で施術する働き方もあります。
「カットやパーマよりもカラーリングが好き」という方にはおすすめです。
ヘッドスパニスト
ヘッドスパニストは、ヘッドスパの施術を専門に行うお仕事で、洗髪を伴う施術を行う場合は美容師免許の資格が必須となります。普通の美容サロンにヘッドスパニストとして勤務するほか、リラクゼーションサロンやヘッドスパ専門店で働く方もいらっしゃいます。
ヘアメイクアップアーティスト
ヘアメイクアップアーティストは、モデルさんや俳優さん、または一般のお客様にメイクを施すお仕事です。華やかな世界で活躍できる可能性があり、有名なヘアメイクアップアーティストもいますので、憧れる人も多いのではないでしょうか。ヘアメイクアップアーティストの現場では髪の施術も伴うお仕事が多いため、美容師免許が必須となります。
2:美容師免許を生かせるお仕事
美容師の資格を生かして働きたいけど、「美容師」はちょっとお休みしたい…。そんなあなたにも、活躍の場所はたくさんあります。
エステティシャン
エステティシャンは、同じ美容系のお仕事として美容師の経験を生かしやすいお仕事のひとつです。主なお仕事内容として「フェイシャルケア」「ボディケア」「美容脱毛」などがあります。
お客様へのカウンセリングやマッサージなどもありますので、美容師時代に培ったスキルを生かすことができます。必要な資格は特にありませんが、スクールに通い技術を学ぶこともあります。
着付け師
結婚式・成人式等のイベントで和服を着る人に着付けを行うのが着付け師です。美容師免許があればヘアセットも同時に行えるため、式場や写真スタジオ、着物レンタル店などで活躍が期待されます。
美容メーカー・ディーラー
美容器具や化粧品を製造するメーカーや、美容室で使用するヘアケア剤や物販用の商品の卸を行うディーラーで営業職として働くという選択肢もあります。
美容師時代の経験や知識が役立ちますし、「元美容師」ということで、客先からの信頼を得られるというメリットもあるかと思います。
美容部員
ビューティーアドバイザー(BA)、ビューティーカウンセラー(BC)とも言われ、お客様に対してメイクやスキンケア・化粧品の提案などをするお仕事です。
メイクやスキンケアの知識はもちろんのこと、メイク技術や接客力なども必要です。特別な資格は必要ありませんが、「美容が好き!」という思いがあれば、美容師の経験を生かして働くことができるでしょう。
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いかがでしたか?美容師資格を持っていると、たくさんの可能性がありそうですね。
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