- 公開日:2023-08-10
- 更新日:2024-03-29
美容師・理容師として、やりがいを持って生き生きと働くためにも「就職先・転職先選び」は重要な要素のひとつ。本記事は、キャリアに悩む美容師・理容師の皆さんに向けた「理美容師転職のイロハのハ」シリーズ。本日のお題は「美容師・理容師の就職・転職先の選びかた」です!それでは行ってみましょう!
1:あなたが「譲れないもの」は何?まずは就職・転職の目的を整理しよう
あなたが働くにあたって実現したいことや、これは譲れないと思うものは何ですか?これを考えることが就職・転職活動の第一歩であり、最も重要なポイントです。
「給与を上げたい」「休日は多く欲しい」「残業を減らしたい」などなど、「表面的な」希望は容易に出てくるかもしれません。ただ、大事なのはそこから一つ掘り下げて「なぜそう思うのか」の根本を整理すること。それが職場選びの基準になるはずです。
整理の順番
1:「過去」を振り返る
仕事をしていてうれしかったことは何ですか?逆に辛かったことは何でしょう?過去を振り返って考えてみてください。お仕事の経験がない方でも、例えば学生生活・友達付き合いの中でうれしかったこと、辛かったことなら振り返れるかと思います。長い人生の中で色々あると思いますが、「なぜそう思ったのか」を整理していきましょう。
2:過去を踏まえ、自分にはどのような働き方がベストかを考える
過去を踏まえつつ、これからの自分のキャリアに起こることも想像しながら、「こんな風に働きたい」という「自分像」を明確にしていきましょう。
3:「美容師・理容師として自分が実現したいこと」を言葉にしてみる
「どのようなお客様にどのようなサービスを提供していきたいのか」を言葉にしてみましょう。例えばアシスタントの方なら、いつごろスタイリストとしてデビューしたいかなど、明確な期限を区切るとそれが直近の目標になりますね。
いかがでしょう?整理できましたか?ちなみにここで整理したことは、採用面接の際に必ずと言っていいほど聞かれる「志望動機」を話す際に使えますので、メモに残しておくと良いと思います。
2:あなたの目的を実現するには?必要な条件を洗い出した上で情報収集を
就職・転職活動には「情報収集」が必要ですが、ただやみくもに情報を集めても、集めることが目的化してしまい、「それでなんだっけ…?」となりがち。でも、前段で整理した「譲れないものや実現したいこと」が分かっていれば大丈夫です。それらを具体的な条件に照らし合わせ、それに沿って職場候補の情報収集をすると、かなり絞った情報収集ができるはず。
例えば、一人ひとりのお客様に時間をかけて向き合いたいなら、顧客単価やアシスタントの有無を調べる、子育て中で時間の制限があるけれど稼ぎたい!のであれば、歩合の割合や勤務時間を調べる、といった感じです。調べてみると、同じ理美容業界の職場でも、思ったよりも違いがあることに気づくかと思います。
3:これだけはおさえたい「雇用条件」の読み解きかた
情報収集も終えて就職・転職先の候補をいくつか見つけられたら、各サロンの「雇用条件」を一通り確認してみましょう。雇用条件とは、雇用形態や給与、福利厚生、休日休暇の制度などのことです。「聞いていない」「知らなかった」などとならないよう、言葉の意味や内容をしっかり理解しておきましょう。
雇用形態
雇用期間の定めのない「正社員」、雇用期間の定めがある「契約社員」、フルタイム勤務ではなく時間勤務をする「アルバイト」など、様々な雇用形態があります。また、最近ではサロンとの直接的な雇用契約のない「業務委託」での就業も多くなっています。どのような雇用形態での募集なのか、また、それぞれのメリットデメリットはきちんとチェックしておきましょう。
給与
給与は誰しも必ず確認する項目かと思いますが、額面通りに捉えると思わぬ落とし穴があることもあるので注意が必要。記載されている給与に「基本給」「時間外残業代」「歩合」「賞与」「その他諸手当」などがどこまで含まれているかを確認しましょう。なお、残業代については、一部の残業代が「みなし残業代」として基本給に含まれているケースもありますので、「みなし残業時間の有無」も併せて確認しましょう。
福利厚生
福利厚生とは、給与以外に従業員に提供される報酬のことです。雇用保険や健康保険、住宅手当や通勤手当、レジャー施設の割引制度など、サロンによって内容はさまざまです。福利厚生はご自身(とその扶養家族)が受けられる報酬と捉え、給与と併せて確認しましょう。
休日・休暇
月8休(お休みが月単位で8日)、完全週休2日制(週2日は必ず休み)など、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて確認しましょう。産休・育休制度の有無や有給休暇の日数、長期休みの取りやすさなどもこの項目を見ると確認できます。
4:「肌」で感じた方が早い!?積極的に職場見学に行こう
就職・転職の目的を整理し、情報収集してみて、自分の条件をクリアした求人を見つけたら、迷わず面接を受けましょう。面接を受ける前に見学させてくれるサロンであればまずは見学に行きましょう。
理美容業界では、残念ながら人間関係を苦に退職する方も多いです。職場の雰囲気をオーナーさんやサロンスタッフの対応を通してつかむことがとても大事です。もちろん実際に働いてみないとわからないこともありますが、「空気感」は感じることができるかと思います。「自分に合いそうか」を肌で感じましょう。
また、求人票に記載されている条件についても、間違いや誤解はないか、きちんとその場で確認しておくと良いでしょう。
迷ったときは「ビューティーミライエージェント」がおすすめ!
いかがでしたか?職場の選びかた、マスターできましたでしょうか?
「自分ひとりでは無理!」そんなあなたはぜひ理美容師専門の人材紹介サービス「ビューティーミライエージェント」に相談してください!理美容師の転職事情に詳しい転職エージェントが、あなたの過去の経験やキャリア像を一緒に整理してくれるはず。ぜひ以下リンクから登録してみてください。